街を歩いているとよく声をかけてくる。



「コピー品あるよ!スーパーコピー品あるよ!」



と日本語でキャッチしてくる。
スーパーコピー品とは完全なるパチモノである。
ボクはこういった偽物ブランドに嫌気をさしているので、こんな下等な商品を売りつけてくるなんて、お前はゲロ界の下僕だ!と心の中で罵った。












コンビニで買ったこのお茶。
後味がアンニュイ。
この味のお茶がこの世から無くなっても全く気にならない。
いつも海外で買うペットボトルのお茶は大体ハズレの味。
ボクにお茶のセレクトをするセンスがない。






同じコンビニで買った酸っぱい何かの食べ物。
この酸っぱさは一生分の酸っぱさだ。
48時間寝てなくても、この一生分の酸っぱさであと2時間は読書できるほどの衝撃があった。
この酸っぱい何かがこの世から無くなっても全く気にならない。






歩き疲れたので、屋台で夜食。

辛くて美味い。
そして、安くて最高。
韓国の女性の肌が綺麗なのは、きっとキムチパワーのおかげだと思う。
キムチパワー。





全然面白くない写真を撮る。




たくさん移動して、たくさん飯を食って、たくさん買い物をした我々は完全に疲れ切っていた。
運良くボクは翌日に着る服が決まり何とかやり過ごせそうだ。


タクシーに乗り込み宿に帰った。
ソウルの夜は寒いと聞いていたが、大阪の夜と変わらない気温だったので快適だった。


窓の外はまだネオンの光が灯されていて、眠らない街ソウルをより助長させていた。


宿に戻り携帯の充電をして、ベッドで深い眠りについた。
ベッドの弾力はちょうど心地よかった。



翌朝。
昨夜買った服一式を着用した。






キャップ、トレーナー、パンツ、靴下。
全部コピー品だ。
そう全身パチモノを身にまとった男。
ボクはゲロ界の下僕に成り下がった。



コピー品最高。