なぜ日本人だとわかったか??
それはバスに乗らずにタクシーを利用するからだ。
バス乗り場付近で暇そうにしていたタクシーの運転手をつかまえて、駅まで送ってもらった。



「日本人?」

と聞かれた。


「日本人はバスに乗らずにタクシーに乗るからね!」


とそのタクシーの運転手は言っていた。
そこから怒涛のように話し始めた。






頼むから静かにしてくれ。
昔は日系の企業に勤めていたという話はどうでもいいわ。


「空港まで行くのなら安くするよー!」


と提案して来たけども、ボク達は市内に出たいので断った。

だが、しつこく提案してきた。
そのやりとりを駅に着くまで何度も繰り返した。


ここでもぼったくられるのか?


と脳裏をよぎったが、平穏無事に駅に着き、ホームまでの階段の場所も丁寧に教えてくれた。


普通に世話焼きのいい人だった。


ごめん、おっちゃん。
疑ってしまって。
アジアを旅する時はいつも疑心暗鬼なんだ。




駅から市内に向かうまでに待ち時間があった。
その待ち時間に疲れ果てて寝不足の武田くんにYouTubeでミキの漫才を見せてあげた。

全然笑わなかった。





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クアラルンプール市内の地下鉄はこのようなトークンが乗車券となる。
台湾のMRTと似たようなものだ。









電車を乗り継いで目的地まで来たがスコールに遭遇した。

What a day!!
なんて日だ!


スコールに負けるつもりはなく、ショッピングモール内で傘を買うことにした。




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無印良品。
ここのショッピングモールは日系のお店が豊富に揃っていた。
売ってる物の値段は日本と同じで、折りたたみ傘も割と高い値段だった。
コスパが悪いと思いコンビニでビニール傘を買った。
値段は日本のコンビニで売ってるものと変わらなかった。






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マレーシアに来たらマレー料理でしょ!!


という奴、古い古い。
そんな頭が硬いカチカチの思考回路を持っている人は、海外旅行に行ったらその国のご当地料理を食べなければならないと考えているらしい。


それを目的に行ってる人は全然問題ないが、それ以外の渡航の場合は何でも良いじゃん。

食べるものなんか。


だから、ボク達はタイでも朝マックするし、マレーシアで日本のラーメン屋さんに行くんだ。



だって、普通に美味いじゃん。



ラーメンを食べて腹を完璧に満たしてお会計をしにレジまで向かった。



レジにいた若い兄ちゃんがニヤニヤしながらテーブルを指差していた。




その指差したテーブルを見てみると、若い日本人ギャルがラーメンを食べていた。



「声かけないのか?」


と言われたので



「かけねーし!笑 
今日帰るし!」


と返事した。


どういう気遣い!?笑

まぁ、そういう"ギャルお知らせサービス"は良いシステムだと思ったけどな!









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ペトロナスツインタワー。
近未来的な建造物だった。
ゴッサムシティの一部のようなドラマ映えするビルディングである。


毎晩噴水ショーがあると聞いたのに全く始まる気配がなかった。

スコールのせいで靴がビチョビチョになっているのもあって、諦めて中に入った。




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ショッピングモールの内部。
圧倒的な中国人観光客の数。

特にやることもなかったので、駅まで歩いた。
電車に乗り、ボクが改札機を出たら武田くんがトークンを無くしたとわめき始めた。
武田くんは出れずに立ち往生していた。


係員の人に事情を話して、改札機を空けてくれた。
その後に彼のポケットの中からトークンが見つかった。


どういう人騒がせ!