先日、99歳の祖父がこの世を去った。
母が5人兄弟の、5人目の子供で僕は14番目の孫である。
小さい頃に大阪から三重に引越し、あまり祖父の昔の話について聞いた事は無かったが今回、親戚と話す機会があり祖父の過去に触れる事になった。
祖父はもともと会社員だったが
当時、需要のある食堂にいち早く目をつけ「梅一食堂」という食堂を立ち上げた。
もう75年も前の話だ。
当時は珍しい出前も、雨の日も風の日も、お客様の為に一生懸命働く毎日だったと言う。
数年後、食堂を経営しながら「アイスキャンデー」事業を始める。
今では当たり前のアイスキャンデーは当時は新しく祖父が先駆者だと、親戚は語っていた。
もちろん551のアイスキャンデーよりももっと昔の話だ。
しかし突然アイスキャンデー事業を辞める。
(親戚はあのまま継続していれば、ビルを建てれたのに!と笑いながら話していた。)
その後、大阪ではまだ殆ど普及されていなかった「学校給食」の事業を始め成功。
これも起動に乗ってすぐに経営譲渡したみたいだ。
経営は常に順調だったが、最後まで祖父は贅沢はしなかったという。
人は儲かっていると贅沢をしてしまう…
何となくだが話を聞いていて成功の秘訣は
「利益」を求める事ではなく「新しい事」をやる事だったのでは?
どこまで真実かはわからないが、
もし、全てが本当なら祖父は凄い人だったと思う。
もう少し、話をしたかったなと、、、
これからはゆっくり休んでください。