更年期のチェックをしてみましょう。

日本人の平均的な閉経年齢は50.5歳。つまり45～55歳くらいが一般的に 更年期にあたります。

体が環境の変化に慣れるまでの移行期間、これが更年期の10年間なのです。

そしてこの期間、すべての人がつらい不調に悩まされるというわけではありません。

本人の性格や環境、生活習慣などによって症状の現れ方には個人差があります。

更年期の不調を軽くしたり、女性ホルモンの低減を補う視点を取り入れた食事、運動などのセルフケア法を紹介します。

こうした知恵を取り入れて、「更年期はつらくなかった」と言えるようにしていきましょう。

★更年期の症状をチェックしましょう

40歳をすぎたころから、これまでになかった不調を感じる、それは更年期の訪れから来るのかもしれません。更年期には、心と体の両面に様々な不調が多発的に表れることも、そこで自分の更年期度をチェックしてみましょう。

更年期度チェックＡ

月経周期が短くなってきた

経血量が減ってきた

月経がこの一年ほど、きていない

急に汗が出たり、のぼせたりする

更年期度チェックＢ

基礎体温の高温期が短くなった、またはなくなった

イライラしたり、くよくよしたり、気分の変動が大きくなった

眠りがあさくなった

朝起きたとき指のこわばりがある

物忘れが気になる

更年期度チェックの見方

40代後半～50代で更年期度チェックAの4つのうち1つでも該当し、さらに更年期度チェックBの項目にも心当たりがあれば、女性ホルモンが低下している可能性があります。

★男性の更年期チェックもしましょう

男性の場合ストレスなどで低下の落差が大きくなると、つらい症状が出る場合があります。

女性ホルモンは閉経前後の10年間に急激に減りますが､男性ホルモンは通常、20歳ごろをピークにしてなだらかに低下します。
ところが、ストレスによって急激に減ると、男性更年期の症状が表れることがあります。

★男性の更年期チェック

総合的に調子が思わしくない

関節や筋肉の痛み(手足、腰、背中など）

ひどい発汗(突然の汗、運動や緊張に無関係に出る)

睡眠の悩み(浅い、寝つきが悪い、早く目覚める、疲れがとれない) 

しばしば疲れを感じる、よく眠くなる

イライラする(当たりちらす、すぐ腹を立てる)

神経質になった(緊張しやすい、落ち着かない)

不安感(パニック状態になる)

疲労感や行動力の減退(何もしたくない、興味の低下、達成感がない)

筋力の低下

憂うつな気分(落ち込み、涙もろい)

｢人生の山は通り過ぎた｣と感じる

力つきた、どん底にいると感じる

ひげの伸びが遅くなった

性的能力の衰え

早朝勃起(朝立ち)の回数の減少

性欲の低下(性交が楽しくない、性的欲求が起こらない)

チェックをしてみましょう

男性の更年期度チェックの見方

症状がない＝1点、軽い＝２点、中程度＝3点、重い＝４点、非常に重い＝５点。
各自覚症状を点数化してください。

点数の合計が26点以下なら問題なし。

27～36点は､軽度の男性更年期の可能性があります。

37～49点は中程度､50点以上は重度。

点数にかかわらず、つらいときは専門医の受診を受けましょう

豊中市では

千里中央駅前クリニック