失楽園。
天国を追放されたものが行き着く場所。

かつて天使の中で最も美しい大天使ルシファーは、神への謀反反乱を起こし堕天使となった悪魔(サタン)である。


勝てるはずのない神に戦いを挑み負けた。


"天国の奴隷になるなら、地獄の支配者になる"


と童貞心をくすぐるような事を言って、神への反乱を誓っている。

戦いには勝てないと悟ると、サタンは別の作戦に出る。


神が最も愛している人間に対して、誘惑をおこなった。



神が最初に創造した人間、アダムとイブに"禁断の果実"を食べる事をそそのかしたのだ。

悪魔は蛇に姿を変えて。


                                    -ロストパラダイス- 
                                                 ミルトン




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内田純平くんは、かつて渡辺軍団に所属していたエリートだった。
その甘いマスクから何人の女を騙して来たのだろうか?



まあ、こいつとコンパに行くと自分が跳び箱のロイター板のようになるから実に不愉快だった。





ここで5年前の梅田でコンパをした時の話。


その時コンパし女の子は全員朝まで残るという絶好のチャンスが舞い降りていた。





ようやくメジャーデビューできる若きロックバンド、オーディションに合格できた夢多き俳優、初めてテレビの前でネタ見せができる若手芸人、そんな彼らと同じような気持ちでボクはチャンスをものにしようと鼻息を荒くして獰猛に泥臭い試合展開をおこなっていた。




しかし、ボクは大きなミスを犯した。




内田純平という男の存在だ。
いるだけで罪になる男。




コンパの二次会の深夜のラウンドワンのボーリングでボクはなぜか着ぐるみを着せられていた。


現場はそこそこ盛り上がり女の子達とハイタッチも交わしていて、和やかな空気になっていた。


しかし、内田純平の場合は違った。



ボクのハイタッチは社交的なものだったが、内田純平の場合は女性側が指を絡ませにいき何とか肌と肌の密着状態をつくろうとしているのではないか!?




おい、何やねんそれ!!笑
殺すぞっ!笑






着ぐるみ着たメガネのボクは適当なハイタッチをかまして、内田純平の場合は恋人手つなぎデートですやん!!




女性陣は必死に肌と肌の密着状態をつくろうとしている。
着ぐるみ着たメガネのボクは飽きて家に帰りたった。





女性陣が朝まで居たいのは内田純平とだけだ。






ボクはその時、悪魔になった。




もう何も発展しないのなら、女達が最も愛してる内田純平を堕としてやろうと。





内田純平がトイレに行ってる間にボクは女性陣に対して





「まぁ〜これは言いにくいんやけどな。
んん〜本当に言うのもあれやけど、、、」



と深い悩みを打ち明けるような口調でアカデミー主演男優賞を受賞できるほどの演技力で彼女らの視線を集めた。


しばらくの沈黙の後、ボクは口を開いた。






「内田くん、実はゲイやねん。」





と完全に嘘をついた。






内田純平に謀反を起こした。
ボクは悪魔になった。
地獄の支配者になる事を選んだ。



しかし、"禁断の果実"をかじったのは自分自身だった。






この先もドラマチックな展開になったが書いていたら虚しくなってきたので、辞める。
後日談もあるのだが、書くのが面倒くさいから辞めよーと。





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「内田さんと呑みに行ったのならボクも誘ってくださいよー」
と言ってた武田氏はこの日のブログネタの取れ高0

写真だけ載せといてやろう。